サラダに入れたり、スープやグラタン、シチューなどに入れたり、お弁当の彩りにも役立つ、緑黄色野菜の一種である「ブロッコリー」。
寒くなるにつれて甘みが増す野菜で、旬は、晩秋~春先に掛けてです。
ブロッコリーに含まれる栄養
ブロッコリーには、ビタミンCが豊富に含まれており、効率よく摂取することができます。
妊娠中の女性にとって、嬉しい葉酸も多く含まれています。
他にも、ビタミンAに変わるβ-カロテン、ビタミンE、骨を丈夫に保つビタミンK、カリウム、ビタミンB2、ビタミンB6、パントテン酸、貧血予防に役立つモリブデンも豊富に含まれています。
ビタミンやミネラルをバランスよく含んでおり、食物繊維も含まれています。
免疫力アップ、美肌効果、むくみ解消、便秘の改善効果が期待できるため、ダイエット中にも積極的に摂りたい緑黄色野菜のひとつです。
ブロッコリーのベストな食べ方
ブロッコリーは、基本的に茹でて調理しますが、栄養分が損なわれやすいため、短時間(2~3分程度)で茹でます。
茹でたあとは水にさらすと水っぽくなってしまい、栄養分も抜けてしまうため、水にさらさない方が良いです。
ベストな方法は、蒸したり、電子レンジによる加熱調理です。
ブロッコリーをサラダで食べる際は、ノンオイルのドレッシングではなく、油脂を含んだドレッシングやマヨネーズで食べることによって、油脂性ビタミンであるβ-カロテンを効率よく吸収することができます。
シンプルに、塩・オリーブオイル・にんにく・アンチョビなどと絡めても美味しいので、おつまみにも最適だと思います。
新鮮なブロッコリーの選び方
全体的に、濃い緑色のもの、硬さのあるものが良いです。
中央の部分が盛り上がっているもの、茎の部分に穴が空いていないものを選ぶと良いです。
色が黄色くなっているものは避けた方が良いですが、紫がかったものは、甘みが増しているサインになります。
大ぶりなものほど熟度が高くて、甘みが強い傾向にあります。
茎まで食べられるブロッコリー
捨ててしまいがちなブロッコリーの茎や葉の部分にも、同様の栄養価や食物繊維が含まれています。
ぜひ、最後まで活用してみてください。節約にもつながります。
スープの材料にしたり、チャーハンの具材として活躍します。
必要な時に使用できるように、細かく切って、冷凍保存しておいてもOKです。
品種改良の進むブロッコリー
ブロッコリーは元々、キャベツを改良したもので、さらにブロッコリーを改良したものが「カリフラワー」にあたります。
近年、オレンジやムラサキといった、カラフルなカリフラワーも市場に出回っており、奇抜な形をしている「ロマネスコ」も、カリフラワーの一種にあたります。
変わった形をしていますが、食卓を彩る野菜になります。
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